
2020年度に保険適用外になるかもしれない薬の一覧です。
花粉症の薬が保険適用外になることで話題になっています。
提案したというだけなので、実際に保険適用外になるのはまだまだ先と思われます。
薬の必要のない人が大量に薬をもらう状況をなんとかできたらいいのですが…。なかなか難しいですね。
今までヒルドイドなど問題になっていましたが、今回は花粉症の薬まで話が広がっていてびっくりでした。
花粉症の薬 保険適用外はいつから?
まだ提案段階なので何とも言えませんが、
「2020年の保険点数改定に向けて」ということなので、早くて2020年の4月から適用外になる可能性があると考えられます。
このような案を提示した裏側には、「2022年以降に保険財政は危機的状況になる」という健保連の意見があります。
健康保険組合連合会は厚生労働省の「諮問機関」に検討を求めていますが
厚生労働省は医療保険部会の開催は未定としています。
適用外にする薬を絞ってやっていくという話なので、徐々に…という感じでしょうか。
花粉症の薬 保険適用外になる薬一覧
2020年度に保険適用外になるかもしれない薬の一覧です。
早とちりしてしまうのは、ニュースの「花粉症の薬が保険適用外に!」というタイトルに問題があると思います。
さも「花粉症の薬がすべて保険適用外となる」という風に受け取れますが、これは違います。
「花粉症の薬で市販品と同じ成分を含む薬」ですので、すべてではありません!ご安心ください。
花粉症の薬で市販品と同じ成分を含む薬一覧
処方薬 | 成分 | 市販薬 | 成分 |
---|---|---|---|
アレグラ | フェキソフェナジン60mg | アレグラFX | フェキソフェナジン60mg |
アレジオン | エピナスチン20mg | アレジオン20 | エピナスチン20mg |
エバステル | エバスチン10mg | エバステルAL | エバスチン5mg |
花粉症の薬全てではありませんが、以上の薬は有名どころ?と思われます。
アレグラは有名ですが、いろいろあるんですね。
嵐の大野君がCMに出演していることで印象深い「アレグラ」。
こちらは花粉症にかかっている方にとってはなじみの深い薬ですね。
このアレグラは病院でももらえるので、健保連が言う「花粉症の薬で市販品と同じ成分を含む薬」に該当するものだと思われます。
そのため、花粉症の薬として処方される「アレグラ」が保険適応外になる可能性はあり得ます。
エバステルに関しては成分含有量が少ないので、もしかしたら保険適用外にはならないのかな・・・?と思います。
まだ、健保連が花粉症の薬の一部を保険適用外にしたい!と意見を出しているだけで、実際に保険適応外となるのはまだまだ先!だとは思います。
が、念には念を。ということで、
自分の使用している薬と同じものが市販品でないのか?ジェネリックはどうなのか?
などかかりつけ医に聞いてみるのも良いかもしれませんね。
2020年度から保険適用外になる可能性のある薬一覧と価格
他にもあるかもしれませんが、テレビでやっていたのでその部分だけ書いています。
保険適用外になる 可能性のある薬 |
現行 | 10割負担 |
---|---|---|
湿布 | 96円 | 320円 |
ビタミン剤 | 156円 | 520円 |
漢方薬 | 303円 | 1010円 |
皮膚保湿剤 | 330円 | 1100円 |
うがい薬 | ? | ? |
花粉症治療薬 | ? | ? |
3割負担から10割負担になると結構きついですね。
私もアトピー体質なので、ヒルドイドをもらうのですが高くなるとつらいです。
私の場合はアトピーですが、花粉症の方も、一生付き合っていく体の性質ですので、料金が高くなるのはお財布に大打撃!
こういった背景には健保連の財政が危険だというものがあるのはわかっていますが。。。
必要な人のところに薬がいかない、っていうのはおかしいと思います。
ヒルドイドを大量にもらって売りさばいている人もいると言いますし、そういう人たちのせいで(もちろんそれだけではないですが)苦しむ人が出てくるのはつらい~!
本当に保険適用外となってしまえば、できるだけ病院にかからないように、我慢して悪化してしまい、かえって高い料金が付く場合も出てきそうですね。
湿布ですが、一度の診察で処方できる最大70枚もの湿布をもらって帰る患者もいるそうです。
(必要な人はもちろん処方してもらって当然と思います!)
まとめ
確かに健保連での財政に効果はあると頭では理解していても、税金も上がり医療費の負担も増えると思うと先が思いやられます。
薬の必要のない人が薬を大量にもらい、無駄に使ったり転売したり…
そんなことがなくなればいいなと思います。
そしたら必要な人に薬を届けられるのにー
あーアトピー治ればいいのに。。