夫婦になりたいきよと十郎左衛門。それぞれ阿久利・内匠頭に申し出をしますが…いよいよ吉良上野介義央の登場になります。早速第3話『画策』のあらすじになどについて書いていきたいと思います。

【忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣】第3話『画策』あらすじ

縁談の引き延ばし

阿久利に仕えたいため縁談を引き延ばしたいととっさにその言葉が出たきよ。阿久利は考えておこうと言い、つかえをおこした内匠頭の元へと行った。

きよは堀部家で善左衛門が前原伊助の長屋にいたが、十郎左衛門に問い詰められ出ていったことを知る。また、その場で十郎左衛門がきよの縁談話を知ってしまったことを耳にした。その頃、きよの縁談相手が気になる十郎左衛門は村松三太夫が気になり、彼の様子を見に行っていた。

その年、浅野家では大学と土方家の息女との婚礼が本決まりとなった。内匠頭は使いの者に大学が引き出物は長崎から良いものを取りよせたいと言っていたことを聞く。しかし、贅沢をする大学に怒り、内匠頭は大学を呼びつけた。その騒ぎを聞き付けた女中達の噂話では、内匠頭は質素倹約だが、大学は派手なことが好き。二人は気性が全く違い、間に挟まれる阿久利のことを気の毒だと気にかけた。

阿久利はきよとつまを呼び、二人の琴を聴いた。琴の音はこの世のしがらみを忘れさせてくれる、と言い互いを兄弟同士で大きく違う内匠頭と大学のことを気にしていた。そして、仙桂尼に縁談を引き延ばすよう記した文を渡してほしいときよに手渡した。阿久利は自分ももう少しきよにそばにいて欲しい、きよ達の姿を見ているだけで心が華やぐと二人に言った。きよとつまはとても嬉しそうな顔をしていた。

阿久利は自分の気持ちを知っていたのかもしれない、そう考えながらきよは柵に赤い印をつけた。そしてその日仙桂尼に文を渡し、阿久利の頼みならと縁談は先伸ばしにすると孫三郎にも伝えてくれると。そして、仙桂尼は続けた。忠義は男だけではなく女にもある、その言葉の重みを考えて自分の阿久利への忠義に嘘がなければその言葉通り真心を込めて仕えろと。その言葉はきよの胸につきささった。

きよは約束の場所に走った。十郎左衛門はもうきていた。きよは縁談の話、阿久利に頼み先伸ばしにしてもらったことを伝えた。そして、世話になった仙桂尼、孫三郎、阿久利に申し訳がたたない、今になって自分のしたことが怖くなったと。十郎左衛門はきよの父のように何もかも捨てて逃げようかというが、駆け込む寺もない。そして十郎左衛門もたくさんの人の助けでここまで来たため、きよの気持ちはわかる。内匠頭に目をかけてもらえなければ、今頃どうなっていたことか。しかし、きよと夫婦になることは譲れない。内匠頭に夫婦になることを願い出て、内匠頭の許しが出れば仙桂尼にお詫びにいくからもう少し待ってほしい。そう言って十郎左衛門はきよの顔に触れ、抱き締めた。

元禄13年(1700年)11月浅野家の屋敷では大学は婚礼を終えたが、内匠頭の意に合わない動きもあり、心労から頻繁に発作を起こすようになっていた。今も発作が出たため十郎左衛門は内匠頭の背中をさすっている。十郎左衛門は意を決して、内匠頭の都合のいい時・気分のいい時に話を聞いてほしいと願い出る。それを聞き、大学も十郎左衛門ほどの気遣いがあればという。大学はいずれ家督を継ぐ自分の立場をわかっているのか、上に立つものが贅沢をしては家臣に示しがつかない、国を支える赤穂の民を忘れてはならないと怒った。

きよは桜の木の下にいる。季節はもう冬、雪が降っている。ほりが話しかける。今年も残りわずか、来年はきよの思いが叶ういい年になるといいと。同じ頃十郎左衛門は廊下で雪をみていた。そして同じ頃、内匠頭と阿久利も仲睦まじく、雪を二人見ていた。

そうして元禄13年は瞬く間に過ぎていった…。

明けて元禄14年元旦は不吉な出来事が相次いだ。日食に続き、赤穂城大手門の松が風もないのに突如倒れたのだ。

 

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吉良上野介義央登場

24日内匠頭は勅使饗応役を命じられた。幕府は年始に京の朝廷に年賀の挨拶と贈り物を献上する。その恒例に朝廷は勅使(天皇の使者)と院使(上皇の使者)を江戸に差し向けるのが習わしだった。その勅使と院使を接待するのが饗応役で、とても名誉のある役である。 饗応役を命じられ、家臣達は祝いを言ったが、言葉とは裏腹に顔は不安に満ちていた。接待にかかる費用は全て大名家の負担で多額の出費、それに加え内匠頭の健康不安もあった。饗応の指南役として宮中の礼儀作法に詳しい高家衆が置かれていたが、その筆頭が吉良上野介義央であった。しかし、吉良は朝廷へのあいさつで年初より江戸には戻らず京に上ったままであったため、指南役不在で準備は進められた。

赤穂城で大石内蔵助は驚きの声をあげた。浅野家が18年前に同役をしたときが400両、4年前は1200両で執り行っていた。近年、華美になりすぎているため、出費を控えろと言われたのを真に受け、内匠頭はその間をとり700両としたが、それではまかなえないと内蔵助は予算の変更を求めた。しかし、時はすでに遅く内匠頭は700両での準備を進めていた。

阿久利は内匠頭の体を心配している。そんな阿久利をきよは心配し、何でも言ってほしいと言うと、きよが側にいてくれるだけでいい、きよは正直な子だと言われた。

そんな中、吉良が江戸に戻ったとの知らせが入った。内匠頭は駒がそろった、支度を怠らぬよう努めねばとたくみは気合いを入れた。勅使達が江戸に到着するまであまり時間がない、これからが正念場だ。そんな中、十郎左衛門は内匠頭に呼ばれた。

きよは十郎左衛門の下男・与八から文を預かった。その文の内容は、今回のお役目が終われば、たくみが十郎左衛門の願いを聞いてくれるというものだった。思いがけぬ知らせにきよは驚いた。きよはお役目が終わればたくみの気持ちも楽になる、そうすると阿久利の心も晴れ、たくみはきっと二人の婚儀を許してくれる、と桜の木の下で思った。あと少しの辛抱だと。

内匠頭は吉良家に出向き、勅使饗応の次第書きを吉良に見せ、指導をしてほしいと気持ちとして都より取り寄せた品渡した。吉良は700両ではこの大役を賄えないと内匠頭に告げる。老中から質素倹約に努めるよう指示されたことを伝えたがそれを聞き、吉良は声高らかに笑った。

元禄14310日、内匠頭は勅使の迎賓館にあたる伝奏屋敷に泊まり込むことになった。内匠頭は阿久利の立てたお茶を飲み、誠にうまいと言った。そして行って参ると。

阿久利は『お体気を付けあそばすよう』と言った。それがたくみと阿久利の交わした最後の言葉だった。

【忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣】 第3話『画策』感想

今回は二人のシーンは少なかったですね。それぞれが夫婦になるため、阿久利や内匠頭に願いを聞いてもらえるように図らって、ようやくお役目が終われば夫婦に…というところまで来たのに…なんて現実は残酷なんでしょうね。十郎左衛門が内匠頭に願いを聞いてもらえる機会はないんですよね。

それよりも内匠頭に華美にするなって言った人が悪いのではないだろうか…()内匠頭に言うととてつもなく質素にしてしまいそう()引き出物でちょっと長崎から取り寄せたっていいじゃないかと思いますが、内匠頭は正義感が強いと言うか…現代にしてしまえばすごく良い上司なんですけどね。そのいい性格が返って悪い結末を呼んでしまうなんてとても残念です。

【忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣】第4話『事件』どんな展開に?

ついにこの時が…内匠頭が城内にて吉良に刀傷という事件は浅野家を震撼させた。事件を起こした内匠頭は即日に切腹し、浅野家は取り潰しとなった。阿久利が一番気にしたのは内匠頭が命をかけた吉良への刀傷が成功したのかどうかだった。きよは武士の妻たる阿久利の真の姿を見た。そして十郎左衛門は「何もかも無になった。私のことは忘れてくれ」と告げる。混乱の中、阿久利に寄り添いながら、十郎左衛門が内匠頭への忠義から死のうとしているときよは直感し、そして…。という内容になります。

ついにこの時が来てしまいました。翼君…おさらば。厳しいけど良い上司なのに…吉良は内匠頭にどんな意地悪をしたのか、献上品が粗末だからって何で意地悪するのよー嫌な人です。そしてきよは十郎左衛門を止めることができるのでしょうか。第4話どのような展開になるのか楽しみです!