※上の写真はイメージとなり、銅金ブイブイではなくカナブンです。
「銅金ブイブイ」(ドウガネブイブイ)
という虫をご存じでしょうか?
方言として使われていると思われるのですが、
とあるドラマで登場してとても気になったので調べてみました!
銅金ブイブイというのはカナブンと似ている昆虫のことを言います。
(正直、テカテカ光沢のある虫は全て同じに見えるw)
カナブンとの違いについてもまとめてみました。
銅金ブイブイ(ドウガネブイブイ)とは
雨上がり、銅鉦が蚉蚉いうとった。 #ドウガネブイブイ #甲虫 #昆虫 #虫 pic.twitter.com/HjxQX9SfI0
— 塵介 (@Lytoceratina) July 18, 2019
銅金ブイブイとは…
ウィキペディアによると
甲虫目コガネムシ科の草食昆虫
です。
漢字だと「銅鉦蚉蚉」
英語だと「Anomala cuprea」
と書きます。
ドウガネブイブイの特徴
#ドウガネブイブイ❣️かっかわいい名前😍
あ、いちばんオーソドックスなカナブンね!
たまにアオドウガネがいて、わたしは綺麗だな〜と思ってたよ。捕まえて姉に見せると、走って逃げるのが嬉しくて良くやってた🤣いつもは姉が優位だったからね〜😙 pic.twitter.com/5KmEu8DJEo
— 空余暇 (@sorayoka100) July 5, 2018
銅金ブイブイの特徴についてまとめました。
- 体長:約25ミリ
- 体色:全身暗銅色
- 鞘翅:長い毛が生えている
コガネムシに似ているのですが、コガネムシよりは大きく、光沢もなく緑色でもありません。
頭が長いのも特徴ですよ☆
ドウガネブイブイは害虫としても知られています。
成虫はブドウやウメやキャベツなどの様々な葉を食べ、幼虫は根っこを食べたりして、食物を枯らしたりします。
同属の近縁種には
- ヒメコガネ
- サクラコガネ
などがありますよ☆
ドウガネブイブイの名前の由来とは?
ドウガネブイブイ
Anomala cuprea (Hope, 1839)去年までは殆ど見られなかったのに、今年はそこら中に居る。これはまた鈴生りになるほど増えるのだろうか?
#鞘翅 #コガネムシ科 #ドウガネブイブイ pic.twitter.com/XeYIuG0J2L— bergkatze (@nekodaisuki1208) July 16, 2019
ドウガネブイブイの名前の由来についてです。
ドウガネ=銅金というのは見た目で何となく理解できます。(正しくは銅鉦。鉦は丸い金属の打楽器のことです)
銅色の鉦のような形をしている虫ということでしょう。
気になるのは「ブイブイ」。一般的に言われている解釈についてご紹介します。
ドウガネブイブイと似ているカナブン。
カナブンの「ブン」の由来は、カナブンが飛ぶときの羽音からきています。
なのでドウガネブイブイも飛ぶときの羽音で「ブイブイ」と飛ぶためつけられた名前なんですね!
ちなみに「ブイブイ」は方言でもあり、地方によってはカナブンをブイブイと呼ぶところもあります。
これは、ブーンと飛ぶカナブンを「ブンブン」と呼び、それがなまって「ブイブイ」と言われてるようになったそうです。
これは、カナブンのブンがなまり、ブンブンと飛ぶカナブンを「ブイブイ」と呼ばれるようになったといわれています。
この方言があったうえで「ドウガネブイブイ」と言われているのかもしれません。
なので、調べて行く中で銅金ブイブイの名前の由来には二通りの説をみつけたことになりますね。
ドウガネブイブイの由来
- 「銅金」はそのまま色や形を表したもの
- 「ブイブイ」に関しては2つの説あり
①カナブンの方言「ブイブイ」から来た説
②ブイブイと飛ぶから「ブイブイ」説
銅金ブイブイとカナブンの違いと見分け方
さて、ここまでは銅金ブイブイとカナブンの名前の由来についてご紹介しました。
続いて、銅金ブイブイとカナブン(方言ではブイブイ)が違うのか?見ていきましょう。
ドウガネブイブイとカナブンは違う!
まず、生物学的には…こんな感じで
ドウガネブイブイ
- コウチュウ目コガネムシ科スジコガネ亜科に属す
カナブン
- コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属す
上記の分類を見てわかるように、
銅金ブイブイとカナブンは違います。
私には一緒に見えますが(笑)
「カナブン」はコガネムシ科全般、特に金属光沢のあるものを指す通称として呼ばれる場合も多くあります。
そのため、スジコガネ亜科に属し、体に光沢のない「アオドウガネ」や「ドウガネブイブイ」とも間違われることも良くあるそうです。
銅金ブイブイとカナブンを比較してみる
写真でみるとより違いが分かりやすいかな?と思います。
実際にどこがどう違うのか、Twitterの写真で見ていこうと思います。
お客様が来ました😊#ドウガネブイブイ #カナブン pic.twitter.com/GoDT8svxX8
— shi- (@shi_04_nyanko) August 11, 2019
これはわかりやすいかもしれません!
左の写真がドウガネブイブイで、右の写真がカナブンですかね。
左の昆虫は光沢がなく、全身暗銅色。
右の昆虫は茶色っぽい光沢のある昆虫ですね。
見えにくいかもしれませんが、カナブンは頭が四角で平べったい感じがします。(この記事のアイキャッチ画像が頭の形は見やすいと思います)
続いて…
ドウガネブイブイ?アオドウガネ?どっちだろう。 #昆虫 #ドウガネブイブイ #アオドウガネ pic.twitter.com/woeX4zgDuX
— 風信子(かのこ) (@hyacinth_tde) October 17, 2018
これはアオドウガネでしょうか。
アオドウガネはドウガネブイブイと同じ科の昆虫です。
あざやかな緑色ですが、光沢は少ないですね。
続いては…
みんなよく聞け!これが本当のカナブンだ!!#カナブン pic.twitter.com/3Lt5G5QwFY
— キチガイ天使@零〜zero〜 (@puyopuyo1119) March 15, 2015
THE!カナブンですね。
光沢があってキレイですし、頭が四角で平べったいです^^
↑ちょっと自作なのであれですけど…
カナブンは三角が深く、ドウガネブイブイは丸っこい三角です。(画像は完全に丸ですが…汗)
まとめると…
- カナブンとドウガネブイブイは別の昆虫
- 違いは、頭の形、光沢具合や小楯板など
銅金ブイブイとは|カナブンとの違いも まとめ
今回はドウガネブイブイとは?とカナブンとの違いについてまとめてみました。
ドウガネブイブイやカナブンはコガネムシ科に分類される昆虫。
二種類とも似ていて、素人目には全て一緒に見えますが(;^ω^)
- 頭の形
- 光沢具合
- 小楯板の形
などにより見分けができることがわかりました。
そしてドウガネブイブイの名前の由来は
銅金のような色をしたブイブイと飛ぶ虫だから。
カナブンの名前の由来は
光沢のある色のブーンと飛ぶる虫だから。
だと思われます。
小さい頃は昆虫好きで大人になって触るのが怖くなった筆者ですが…
やっぱり昆虫はかわいいかも。カナブンの顔の形も可愛いし、ドウガネブイブイの目もかわいい(。・ω・。)ノ♡
最後まで読んでいただきありがとうございました。